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ファームウェアのダウンロード

 NISSEのファームウェアのファイル名は、NISSEの構成に応じてつぎのようになっています。

ファームウェアのファイル名 対応するNISSE
*.hex USB版NISSE
*.tsap.hex USB版NISSE(アナログパッドつき)
*.ble.hex Bluetooth版NISSE
*.ble.tsap.hex Bluetooth版NISSE(アナログパッドつき)

 ファームウェアのファイルは、NISSEのリビジョン5以前用とリビジョン6以降用で、べつべつになっています。NISSEのリビジョン番号は、[FN]-[F1]で確認できます。

NISSE Rev.6 ~ Rev.7 用

公開日 バージョン HEXファイル 説明
2023/10/20 1.15 esrille.nisse.1.15.hex
esrille.nisse.1.15.tsap.hex
esrille.nisse.1.15.ble.hex
esrille.nisse.1.15.ble.tsap.hex
  • コンシューマーコントロールに対応しました。NISSEからWindows PCの音量も調整できるようになりました。
2022/12/19 1.14 esrille.nisse.1.14.tsap.hex
esrille.nisse.1.14.ble.tsap.hex
  • ポインティング デバイス内蔵タイプのタッチ検出処理を改良しました。
2022/11/1 1.13 esrille.nisse.1.13.hex
esrille.nisse.1.13.tsap.hex
esrille.nisse.1.13.ble.hex
esrille.nisse.1.13.ble.tsap.hex
  • Colemak配列の[BACKSPACE] と [CAPS LOCK] キーをNISSEの標準の位置に移動しました。
  • Colemak-DHmをサポートしました。
2022/7/21 1.12 esrille.nisse.1.12.hex
esrille.nisse.1.12.tsap.hex
esrille.nisse.1.12.ble.hex
esrille.nisse.1.12.ble.tsap.hex
  • アナログパッドを操作しているときに、修飾キーを同時につかえるようにもどしました。(1.11の問題の修正)
  • Windows PCにBluetoothで接続しているとき、接続先を切りかえると、切りかえたときに押されていたキーがもとのWindows PCで押されたままと判定される問題に対処しました。
2021/4/19 1.11 esrille.nisse.1.11.hex
esrille.nisse.1.11.tsap.hex
esrille.nisse.1.11.ble.hex
esrille.nisse.1.11.ble.tsap.hex
  • [FN]キーでIMEのオン・オフをする処理を改良しました。[FN]キーをながめにおしていたばあいは、IMEのオン・オフをおこなうためのキーコードは出力されないようになります。
  • タッチセンサーのタッチの誤検出をキャンセルする処理を微調整しました。
  • Bluetooth対応NISSEで、接続先の変更をひだり手がわの[SHIFT], [CTRL], [SPACE]キーと[FN]キーのくみあわせでもできるようにしました(1.10の問題の修正)。
2021/2/2 1.10 esrille.nisse.1.10.ble.hex
esrille.nisse.1.10.ble.tsap.hex
  • Bluetooth対応NISSEで、接続先の変更を[FN]-[SHIFT], [FN]-[CTRL], [FN]-[SPACE]のどれでもできるようになります。
2021/1/12 1.09 esrille.nisse.1.09.hex
esrille.nisse.1.09.tsap.hex
esrille.nisse.1.09.ble.hex
esrille.nisse.1.09.ble.tsap.hex
  • 10キー モードのレイアウトを改訂。
2020/12/4 1.08 esrille.nisse.1.08.hex
esrille.nisse.1.08.tsap.hex
esrille.nisse.1.08.ble.hex
esrille.nisse.1.08.ble.tsap.hex
  • xcモードでColemak配列の修飾キーがくずれていた問題を修正。
2020/8/18 1.07 esrille.nisse.1.07.tsap.hex
esrille.nisse.1.07.ble.tsap.hex
  • タッチセンサーのタッチの誤検出をキャンセルする処理を調整。
2020/7/22 1.06 esrille.nisse.1.06.tsap.hex
esrille.nisse.1.06.ble.tsap.hex
  • タッチセンサーのタッチの検出処理を改良。
2020/5/7 1.05 esrille.nisse.1.05.hex
esrille.nisse.1.05.tsap.hex
esrille.nisse.1.05.ble.hex
esrille.nisse.1.05.ble.tsap.hex
  • タッチセンサーのタッチの誤検出をキャンセルする処理を追加。
  • [FN]-[F6] (MOD)の設定に'xc', 'xs'モードなどを追加。
  • [FN]-[F2] (OS)の設定に'109'を追加。
  • [FN]-[F2] (OS)の設定を'pc'にしたとき、IMEのオン・オフをきりかえるキーコードを出力しないように変更。
  • FN面のキーレイアウトをいちぶ変更。
2017/11/6 1.04 esrille.nisse.1.04.ble.tsap.hex
  • タッチセンシング アナログパッドの自動原点だし処理とタッチセンサーの感度を調整しました。
    とくにタッチセンシング アナログパッド2で、タイプ中にタッチセンサーが誤感知してしまう症状や、パッドから指をはなしてもマウスカーソルが静止しなくなる症状を改善しています。
2017/2/1 1.03 esrille.nisse.1.03.ble.tsap.hex
  • タッチセンシング アナログパッド2に対応。
2016/12/17 1.02 esrille.nisse.1.02.ble.hex
esrille.nisse.1.02.ble.tsap.hex
  • 日本語キー配置([FN]-[F4])が親指シフトあるいはTRONのとき、かな入力中に文字キーを3キー以上、同時におしても不具合が発生しないように修正。
2016/11/18 1.01 esrille.nisse.1.01.ble.hex
esrille.nisse.1.01.ble.tsap.hex
  • Bluetoothで接続中にべつのBluetoothデバイスに接続先をきりかえたとき、あたらしい接続先用のNISSEの設定がよみこまれなかった問題を修正。

NISSE Rev.1 ~ Rev.5 用

公開日 バージョン HEXファイル 説明
2023/10/20 0.32 esrille.nisse.0.32.hex
esrille.nisse.0.32.tsap.hex
  • コンシューマーコントロールに対応しました。NISSEからWindows PCの音量も調整できるようになりました。
ご注意: このバージョン以降、利用できる配列がつぎのようになります(マイコンの容量不足のため)。
  • 英語 QWERTY
  • 英語 Dvorak
  • 日本語 QWERTY
  • 日本語 NICOLA (F/J/A)
  • 日本語 TRONかな
2022/12/19 0.31 esrille.nisse.0.31.tsap.hex
  • ポインティング デバイス内蔵タイプのタッチ検出処理を改良しました。
2022/11/1 0.30 esrille.nisse.0.30.hex
esrille.nisse.0.30.tsap.hex
  • Colemak配列の[BACKSPACE] と [CAPS LOCK] キーをNISSEの標準の位置に移動しました。
2022/7/21 0.29 esrille.nisse.0.29.hex
esrille.nisse.0.29.tsap.hex
  • アナログパッドを操作しているときに、修飾キーを同時につかえるようにもどしました。(0.28の問題の修正)
2021/4/17 0.28 esrille.nisse.0.28.hex
esrille.nisse.0.28.tsap.hex
  • [FN]キーでIMEのオン・オフをする処理を改良しました。[FN]キーをながめにおしていたばあいは、IMEのオン・オフをおこなうためのキーコードは出力されないようになります。
  • タッチセンサーのタッチの誤検出をキャンセルする処理を微調整しました。
2021/1/12 0.27 esrille.nisse.0.27.hex
esrille.nisse.0.27.tsap.hex
  • 10キー モードのレイアウトを改訂。
2020/12/4 0.26 esrille.nisse.0.26.hex
esrille.nisse.0.26.tsap.hex
  • xcモードでColemak配列の修飾キーがくずれていた問題を修正。
2020/8/18 0.25 esrille.nisse.0.25.tsap.hex
  • タッチセンサーのタッチの誤検出をキャンセルする処理を調整。
2020/7/22 0.24 esrille.nisse.0.24.tsap.hex
  • タッチセンサーのタッチの検出処理を改良。
2020/5/7 0.23 esrille.nisse.0.23.hex
esrille.nisse.0.23.tsap.hex
  • タッチセンサーのタッチの誤検出をキャンセルする処理を追加。
  • [FN]-[F6] (MOD)の設定にxc, xsモードなどを追加。
  • [FN]-[F2] (OS)の設定をpcにしたとき、IME on/offのキーコードを出力しないように変更。
  • FN面のキーレイアウトをいちぶ変更。
2017/11/6 0.22 esrille.nisse.0.22.hex
esrille.nisse.0.22.tsap.hex
  • 修飾キーの配置(FN-F6)で、従来Rev.6でのみ対応していたCXモードとSXモードに対応しました。
  • タッチセンシング アナログパッドの自動原点だし処理とタッチセンサーの感度を調整しました。
    とくにタッチセンシング アナログパッド2で、タイプ中にタッチセンサーが誤感知してしまう症状や、パッドから指をはなしてもマウスカーソルが静止しなくなる症状を改善しています。

ご注意: このバージョン以降、日本語のキー配列からM式のサポートがなくなっています(マイコンの容量不足のため)。
2017/2/1 0.21 esrille.nisse.0.21.tsap.hex
  • タッチセンシング アナログパッド2に対応。
2016/12/17 0.20 esrille.nisse.0.20.hex
esrille.nisse.0.20.tsap.hex
  • 日本語キー配置([FN]-[F4])が親指シフトあるいはTRONのとき、かな入力中に文字キーを3キー以上、同時におしても不具合が発生しないように修正。
2015/12/18 0.19 esrille.nisse.0.19.tsap.hex
  • アナログパッドの感度設定が4のとき、マウスカーソルが静止しないばあいがあった問題を修正。
2015/11/9 0.18 esrille.nisse.0.18.tsap.hex
  • アナログパッドにふれているときのキー レイアウトがQWERTY以外の配列でくずれていた問題を修正。
2015/9/28 0.17 esrille.nisse.0.17.hex
esrille.nisse.0.17.tsap.hex
  • タッチセンシング アナログパッドに対応。
2015/2/15 0.16 esrille.nisse.0.16.hex
  • FN-F9(PREFIX)をledに設定しても、キーボードの電源が完全にきれると、次回起動時にoffにもどってしまう問題を修正。
2014/12/7 0.15 esrille.nisse.0.15.hex
  • FN-F9(PREFIX)にledモードを追加(ledにセットすると、プレフィックスシフトの状態を左側と右側のLEDで確認できるようになります)。
  • プレフィックスシフト機能はかな入力中にだけ有効になるように変更。
  • プレフィックスシフト状態をキャンセルできるように変更。もういちど対応するシフトキーをおすとキャンセルします。
  • 新JIS配列の「ち」と「な」で不自然なキーリピートが発生してしまう問題を修正。
2014/11/4 0.14 esrille.nisse.0.14.hex
  • [FN]-[BACKSPACE]と[FN]-[SPACE]で、それぞれCTRL-BACKSPACEとCTRL-SPACEを出力するように変更。
※ リビジョン番号5のキーボード本体にはこのバージョンからの対応になります。
2014/10/3 0.12 esrille.nisse.0.12.hex
  • FN-F4 (かなレイアウト)の設定にx6004モード(新JIS配列)を追加。
  • FN-F9で、新JIS配列で採用されていたプレフィックスシフト方式のon/offをきりかえ可能に。
  • キーボードからスタンバイおよび休止状態のPCをレジュームしたときに、FedoraなどのOSでキーボードが休止状態のままかたまってしまうタイミングがあった問題を修正。
※ リビジョン番号4のキーボード本体にはこのバージョンからの対応になります。
2014/7/15 0.11 esrille.nisse.0.11.hex
  • FN-F2 (OS)の設定に104a, 104bモードを追加。

※ リビジョン番号3のキーボード本体にはこのバージョンからの対応になります。
2014/5/11 0.10 esrille.nisse.0.10.hex
  • jp-nモード(Nicola F型)で左手親指の[ENTER]キーを10キーの[ENTER]キーのキーコードを送信するように変更。(右手人差し指の[ENTER]キーは通常の[ENTER]キーのキーコードを送信します。)
2014/5/3 0.09 esrille.nisse.0.09.hex
  • スイッチのバウンシング等でアンチゴースト処理が機能しないタイミングがあった問題を修正。
2014/4/23 0.08 esrille.nisse.0.08.hex
  • jp-nモード(Nicola F型)で左親指シフトキーの右横のキーを[無変換]から[ENTER]に変更。
  • mac+cjmac/sjmacモードで[FN]-[MENU]でCAPS LOCKが入力できなかった問題を修正。
2014/4/21 0.07 esrille.nisse.0.07.hex
  • 緑色のLEDのあかるさとちらつき感を調整(バージョン0.05との比較であかるさを1/3に)。
2014/4/20 0.06 esrille.nisse.0.06.hex
  • 緑色のLEDのあかるさを調整(バージョン0.05との比較であかるさを1/2に)。
  • SHIFTキーの同時打鍵判定の遅延時間の設定を12msec間隔に変更。
2014/4/14 0.05 esrille.nisse.0.05.hex
  • どのキーをおしてもスリープ中のPCをレジュームするように変更。

※ リビジョン番号2のキーボード本体にはこのバージョンからの対応になります。
2014/4/11 0.04 esrille.nisse.0.04.hex
  • [FN]-[MENU]でCAPS LOCKキーを操作したばあいもキーボード内部のカナ・ローマ字変換のon/offがきりかわるように修正。
2014/4/10 0.03 esrille.nisse.0.03.hex
  • Dvorak配列を修正。

ファームウェアのアップデート方法

 NISSEのファームウェアはMicrochip社のHIDBootloaderをつかって更新します。HIDBootloaderは、「Microchip Libraries for Applications (MLA)」にふくまれています。NISSEが現在利用しているMLAのバージョンは「v2013-12-20」です。

 HIDBootloaderはQtアプリとしてソースコードが提供されています。Windows、macOS、Linux上でビルドして利用できます。Windows用のものはビルド済みのものも、MLAをインストールしたフォルダの中に C:\microchip\mla\v2013_12_20\apps\usb\device\bootloaders\utilities\bin\win\HIDBootloader.exe としてふくまれています。


ご注意: つかわれているOSの種類やバージョンによっては、MLA v2013-12-20のHIDBootloaderでNISSEのファームウェアの更新ができないばあいがあるようです。そのばあいは、よりあらたしいMLAに含まれているHIDBootloaderを利用してください。 


 実際のファームウェアのアップデート手順は、Bluetooth対応タイプとUSBタイプのNISSEとではすこしちがいます。じっさいの手順はつぎのとおりです。

Bluetooth対応タイプのばあい

  1. USBケーブルでNISSEをPCに接続し、FN-SHIFT-F4をおしてNISSEの接続先をUSBにきりかえます。
  2. NISSEの電源をいったんきります。
  3. [ESC]キーをおしながら、NISSEの電源をいれます。いちばん左がわのNUM LOCK LEDが点滅していることを確認します。
  4. HIDBootloaderのツールバーのいちばん左がわにある Import Firmware Image ボタンをクリックして更新するファームウェアのファイルを選択します。
  5. HIDBootloaderのツールバーの左から2番めの Erase/Program/Verify Device ボタンをクリックしてファームウェアの更新を開始します。
     そのあとブルーのメーターが最後まですすみ更新が完了するまで、パソコンの電源をおとしたり、キーボードをパソコンからぬかないように注意してください。
  6. HIDBootloaderのツールバーのいちばん右がわにある Reset Device ボタンをおします。
     いちばん左側のNUM LOCK LEDの点滅がとまり、ふたたびキーボードとしてつかえるようになっています。

USB専用タイプのばあい

  1. [ESC]キーをおしながら、USBケーブルでNISSEをPCに接続します。いちばん左がわのNUM LOCK LEDが点滅していることを確認します。
  2. HIDBootloaderのツールバーのいちばん左がわにある Import Firmware Image ボタンをクリックして更新するファームウェアのファイルを選択します。
  3. HIDBootloaderのツールバーの左から2番めの Erase/Program/Verify Device ボタンをクリックしてファームウェアの更新を開始します。
     そのあとブルーのメーターが最後まですすみ更新が完了するまで、パソコンの電源をおとしたり、キーボードをパソコンからぬかないように注意してください。
  4. HIDBootloaderのツールバーのいちばん右がわにある Reset Device ボタンをおします。
     いちばん左側のNUM LOCK LEDの点滅がとまり、ふたたびキーボードとしてつかえるようになっています。

補足: HIDBootloaderのビルド方法

 MacやLinuxなどでHIDBootloaderをビルドするばあいの手順はつぎのとおりです。

  1. つかわれているOSにあったMLAをダウンロードしてインストールする。
  2. Get Qt、もしくはOSのパッケージマネージャなどからQt5をダウンロードしてインストールする。
  3. Qt5をインストールできたら、Qt Creator(Qt5のIDEです)を起動して、[File]-[Open File or Project]を選択してMLAのHIDBootloaderのプロジェクトファイル「mla_v2013_12_20/apps/usb/device/bootloaders/utilities/qt5_src/HIDBootloader.pro」をひらく。
  4. [Build]-[Run]を選択すると、HIDBootloaderがビルドされて起動します。